桜桃
桜桃
■ 23個の飾りが奏でる優美な調和
「桜桃」は、五本二十三個のつるし飾りからなる作品です。中央に配置された七宝毬は、古来から「円満」や「調和」を象徴する伝統文様。その下に流れる朱色の紐が全体をつなぎ、柔らかな統一感を生んでいます。「葵桃」のデザインをベースにしつつ、新たなアレンジを加えたこの作品は、どこか懐かしくもあり、新鮮さを感じさせます。
■ 稲取が誇る「つるし飾り」の伝統
つるし飾りは、江戸時代後期に伊豆稲取で生まれたと言われています。当時、高価な雛人形を手に入れることができなかった庶民が、子どもの成長や健康を願い、着物の端切れで小さな飾りを手作りして紐に吊るしたのが始まりです。
「桜桃」は、このつるし飾りの伝統を現代に受け継ぎ、生活の中で気軽に楽しめるデザインに仕立てられています。古き良き文化を感じさせながらも、どこかモダンな雰囲気を併せ持つ一品です。
■ 伊豆半島の海が生んだ色と形
伊豆半島の海の穏やかさと、陽光に照らされた波のきらめき。「桜桃」の色彩や曲線には、そんな自然の美しさが宿っています。七宝毬の均整の取れた丸い形や、朱色の紐の流れるようなラインは、海辺の風景を思い起こさせます。
この作品をお部屋に飾ることで、伊豆の海風を感じるような、心地よい空間が広がるでしょう。
■ 小ぶりながらも存在感たっぷり
「桜桃」は、五本の紐に吊るされた二十三個の飾りが、コンパクトなサイズながらも華やかな存在感を放ちます。飾る場所を選ばないので、玄関やリビング、ちょっとしたスペースにもぴったりです。
また、価格も手ごろで、初めてつるし飾りを手に取る方や、贈り物を探している方にもおすすめです。
■ サイズと仕様
- サイズ:縦600mm × 横200mm × 奥行き200mm
- 素材:正絹(柔らかで軽やかなシルク)
- 構成:5本の紐に23個のつるし飾り
- 特徴:七宝毬を中央に配置、朱色の紐がアクセント
「桜桃」は、その細部にまでこだわり抜かれたデザインが特徴です。見るたびに新しい発見があり、飾る楽しみを深めてくれます。
■ 日常に伝統の息吹を
「桜桃」は、ただの装飾品ではありません。
それは、稲取のつるし飾りの歴史を感じさせ、伊豆の自然の息吹を映し出す小さなアートです。
伝統を感じさせながらも現代の暮らしに寄り添う「桜桃」。
あなたのお部屋や大切な方への贈り物に、ぜひどうぞ。